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「悪魔を出し抜け!」
田中 孝顕 / ナポレオン・ヒル
第1章 アンドリュー・カーネギーとの出会い
第2章 「もう一人の自分」の偉大なる力
第3章 悪魔との対話
第4章 「流される」習慣
第5章 最も重要な告白
第6章 ヒプノティック・リズム
第7章 引き寄せの法則
第8章 代償の法則
第9章 善と悪は常に同時に存在している
第10章 自制心について
第11章 成功は常に過去に経験した失敗の数に比例する
第12章 「無限の知性」とつながる
(注釈者シャロン・レクターまえがきより)
私は、いまだかつてこれほど深遠なる書物を読んだことがない。
ナポレオン・ヒル財団のCEO、ドン・グリーンから、この本の出版プロジェクトに参加しないかと
誘われたときには、あまりの栄誉に自分の耳を疑ったほどだ。
そして、実際ヒル博士の書いた原稿を
読み出すと、一週間は寝ることもできなかった。一九三八年に、ナポレオン・ヒルその人が自分で
タイプライターを打って書いたその原稿は、その後七十二年もの間、親族の意向により隠され続けてきた。
それはどうしてか?
(中略)
どうして博士の親族は原稿を隠そうとしたのか、その理由を尋ねると、ドン・グリーンは当時の事情を
こう話してくれた。
「それはヒルの妻アニー・ルーが公表に反対したからだ。彼女は、サウスカロライナ州クリントンにある、
プレスビテリアンカレッジの学長、ウィリアム・プルーマー・ジェイコブの秘書をしていた。
ジェイコブはジェイコブズ・プレスのオーナーであり、サウスカロライナ州にある繊維企業グループの
外部顧問でもあった。
ヒルは、ジェイコブに雇われてクリントンに移ってきていたのだ。
アニー・ルーはその本に悪魔が登場することを気にしていた。
既成宗教から攻撃されることを恐れたのだ
(おそらく夫の仕事のこともあったろう)。一九七〇年にヒルが亡くなったあとも、アニー・ルーは一九八四年
まで生きていた。
彼女が死ぬと、原稿は当時ナポレオン・ヒル財団の会長だったチャールズ・ジョンソンの手に渡った。
チャールズは、アニー・ルーの甥でもある。
チャールズの妻フランキーはアニー・ルーの気持ちを前から
知っていて、彼女の意向を尊重したいと考えていた。
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